【2023.10.5掲載記事】
いよいよ今日は日本最北端の『宗谷岬』を目指すことになる。
国道232号線、通称「日本海オロロンライン」を北上する。
昨夜の宿泊地『道の駅てしお』から宗谷岬まで約95km。この辺りから風景が一変する。人家もまばらとなりやがては牧草地と丘陵の地となる。「これぞ北海道!!」の世界が続く。


それと同時に、やたらと風の強さを感じる。北に進むにつれ、風の強さが増すことを感じていたのだが、この風を利用すべく超大型のプロペラを付けた風車が整然と並んでおり、それらは勢いよく回転している。まさに壮観の一言。北海道北部の海に面した大地に立つ巨大風車(風力発電)の数の多さにはかなり驚かされた。

さて、湿原というと『釧路湿原』が有名だが、宗谷岬を目指す途中に『サロベツ原野』という名の大きな湿原がある。その広さ東西8km、南北27kmに及ぶ。事前に見ていたYouTube「オロロンラインの見どころ紹介」でここが紹介されており、寄らねばと思っていた場所。

2ヶ所ビジターセンターがあり、その一つには結構な高さの鉄塔が立っており、ここの最上段からはこの原野の広大さを確認することできる。高いところが好きなのは以前にも書いた通り。迷うことなく鉄塔を登った。するとそこにはカメラや双眼鏡をいくつも所持しているプロのバードウッチャーらしき人がいた。景色よりもその人に目が行く。興味津々で思わず声をかけた。野鳥の調査をしているとのことで行政関係の人のように感じた。
「ここは渡り鳥の中継地なんです」
「肉眼では見えにくいんですけど、あそこに飛んでいます」
「今日は多くの渡り鳥が飛んできますよ」
「当たりの日です!!」
しばらくするとたくさんの鳥が綺麗な隊列を作ってとんできたではないか。大きな集団がいくつも飛来してくる。彼が言った通りであった。さすが専門家である。
「こちらの方ですか?」と聞くと、
「住んでいるのは道内ですけど、出身は佐賀です」という。宮崎であることを伝えると、
「近所に結婚で嫁がれてきた方がいますよ」と、これまた宮崎という言葉を聞くことができた。宮崎県人も結構やるものである。会う人会う人が、宮崎県人に知り合いがいると言う。この事実にはかなり驚いてしまった。
もちろん、その後、鉄塔からの風景と共に、湿原の中の遊歩道も歩き、「サロベツ原野」をしっかり堪能することができた。
さぁ、次はいよいよ最北端を目指す。日本最北端の地が近づくにつれ胸も高鳴る。やがて到着。

とうとう来た。そこには写真で幾度も見た三角形のシンボルモニュメントが立っており、その横には間宮林蔵がいる。日本の一番北の地ということで結構な観光客の数である。
宗谷岬のすぐ先には領土問題で揺れる樺太がある。目の前に広がる海は日本海とオホーツク海。どこが境になるのだろう。あいにくの曇り空、これだけが残念だったが、何はともあれここにたどり着いたことに感謝感激である。
このあと、この辺りの観光定番スポット「白い道」を通ることにする。帆立貝の殻を砕いて敷き詰めた「白色」の道。全長3kmほどの長さ。海を見渡すことのできる高台にあり、広い牧場の脇を通る「白色の小道」という感じである。何枚も写真を撮った。記憶に残る場所だと感じた。


この後は、網走の方に向かって南下していく。
今日の宿泊地の『道の駅マリーアイランド岡島』に着く。
宮崎からずいぶん遠くまできたものだと改めて感じた。