ファンディの旅もろもろ

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北海道1周、車中泊旅。足寄と大雪山に行く。紅葉が‥‥

【2023.10.14掲載記事】 

 今日の最終目的地は大雪山。本来であれば宗谷岬の後、ここを目指す予定だったが、天候悪化のためとまだ紅葉が始まっていなかったことから、周る順番を変え今日がその日になった。 

 大雪山層雲峡ロープフェイ乗り場まで約200km、時間3時間半ほど。北海道をGoogleマップで距離と時間を調べると、これまでの経験値とかなりズレを感じる。距離に対して時間がそれほどかからない。しかし走ってみて理解できた。先ず信号が少なく、長い直線部分が多く、中央線は白線。車の量も少なく、走る車はどれもかなりの速度。時間がかからないはずである。

 今回、その途中で、足寄を経由する。

 『足寄』といえば松山千春。調べてみたらロードマップに「松山千春実家」と書かれてあるのを見つけた。­こうなると行ってみないと気が済まない性格。ナビが案内してくれる。あった!! そこには松山千春の大きな肖像画がある。実家というよりその跡地という感じ。門には表札がありここだと確認できた。写真を撮っていたら新たに人が来て同じく写真撮影。

 近くに松山千春ギャラリーがあるようなのでここにも寄る。足寄は山深い山村をイメージしていたのだが、なんのことはない立派な建物やお洒落なショップも並ぶ、立派な観光地だった。「道の駅あしょろ銀河ホール21」前の広場には、松山千春の功績を称えた石碑が立っており、「旅立ち」の歌詞が刻まれていた。

 さて、この後は大雪山を目指しロングドライブになる。Amazonミュージックで松山千春を選曲し、聴きながら走る。彼の歌を北海道の地で聴くと、歌詞の意味が不思議に深まっていくのを感じた。

 大雪山に続く道は相変わらず快適。紅葉のシーズンに入っていると思うのだがすれ違う車はまばら。道幅は広く快適に走れる。三国峠が近づいてくるに従いだんだんと高度が上がっていく。そしてついに三国峠PAに到着。見晴らしがよく眼下には深緑の森がどこまでも広がっている。広大な景色に圧倒される。

 この後、更に先に進んで行く。目指すは大雪山層雲峡ロープウェイ乗り場。これを利用し大雪山中腹まで登る予定である。

 大雪山の麓には温泉郷となっており、大きなホテルが建っていた。豊かな自然が多くの観光客を集めるのだろう。手続きを済まし、ロープウェイに乗る。オプションで更にリフトを使い1520mまで登ることも可能だったので行けるところまで行くことにする。高度が高くなるにつれ目の前に広がる景色がどんどん広がっていく。ロープウェイからリフトに乗り換え、更に上へ登る。風の冷たさも増すがそれ以上に雄大な風景は心の満足感を高めてくれる。

 ただ、今回大雪山7号目まで登ったのだが、紅葉に関しては今ひとつだった。北海道も夏の暑さが異常で、全国ニュースでもこのことは伝えられていた。まだ早かったのかなと思いつつも、大雪山の山頂には積雪を見ることもできる。ロープウェイのスタッフの方に尋ねてみた。

「紅葉の最盛期の時期は今と比較して見え方が違いますか?」

 観光パンフレットでは、黄色の絨毯の上に赤い刺繍が織り込まれているように見事な紅葉が写っている。

「今年は暑さがずっと続きました。ようやく冷たさが増してきたかなと思ったら、いきなりまた高い気温になったりと、そんな時期が長く続きました。

「本来なら冷たさが深まっていく中で、黄色が増していくのですが今年はそうならずに枯れ散ってしまっているものも多いです」

 年によっては、紅葉が残念なこともありますという。そうだったのか。時期のずれではなく夏の暑さと不順が今ひとつの紅葉を招いたのだとわかる。理由が分かったことで気持ちもスッキリした。文人の大町佳月が紀行文で「富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳の大きさを語れ」と紹介し、大雪山雄大さが全国に広まったそうである。雄大な景色はいつまで見ても飽きないものだった。

 

 北海道は日が暮れるのが早い。まだ17時だが、日は落ち暗くなり始めている。この後帯広まで移動する。その距離120kmほど。

 

今日の宿泊地は、『道の駅おとふけ』。入浴はその手前の道の駅しほろ温泉で済ませた。