ファンディの旅もろもろ

キャンプや車中泊を中心に、アウトドアライフを満喫中!!

感動なり!!『黄牛の滝』と『鍋ケ滝』の絶景。

 最近はコンスタントにバイクに乗ることができている。

 愛車ハーレー、スポーツスターを購入したのは2007年なので、我が良き相棒になり、もう18年になる。仕事と趣味は区別したいと思っていたので、乗るのは休みの日限定にしていた。更に単身赴任の期間も結構長く、赴任先には持っていかなかったことから、バイクを走らす機会はどんどん減っていき、今以って走行距離は5万キロほど。

 故に反省的な意味もあり、最近は、愛車を走らせる機会を多く作っていきたいと思っている。

 ということで、先日愛車に跨がり出動した。

 今回のツーリングの目的地は「滝」とした。いつもの如く『じゃらん最終号』がネタ本。ここに掲載されていた“絶景滝”の中から選んだ。しばらく雨が続いていたので、水量も増し、さぞかし見事な滝が見られるだろうとの思惑も働く。そして、その中から2つの滝を選んだ。一つ目が大分の竹田市にある。この滝はじゃらんスタッフが選んだ第1位の滝。落差10m、幅約20mの滝。カーテンのように幅広く落ちる滝の裏側からの景色をみることのできる滝とのこと。雑誌にある写真からもその見事さは伝わってくる。

 今回のツーリングにお付き合いしていただくのは、我がバイクの師匠である。バイク歴数十年のベテランライダーである。氏の愛車はKAWASAKI。かなりいかついバイクである。

 さて、一つ目の『黄牛の滝』に着く。久住に行くときにいつも通っている道沿いにある滝だった。「そんな所に‥‥」というのが素直な感想。駐車場にバイクを停め滝壺に向かう。だんだんと体にあたる風の冷たさが増してくる。そして突然滝が姿を現した。雨の影響もあるのだろうが水量が凄まじい。豪快の一言。そこに至る道は苔に覆われており滑りやすい。師匠が足を滑らせ片足水没。かくいう自分も岩場を渡る姿に柔軟性がなく、確実にロボットのようだったと思う。とにかく見事な滝だった。かなりの近距離で圧倒的な水量の滝を楽しむことができた。

 そして2つ目が『鍋ケ滝』。なんといっても『黄牛の滝』よりも評価が高いのである。自然と期待も高まる。「道の駅小国」の脇を通り山間の道を進む。しばらくいくと専用駐車場が現れ、結構な車が止まっている。結局第3駐車場に誘導され、滝壺に向かうことになる。この滝、なんと入場料が必要だった。有名なだけに観光地化しており、遊歩道もしっかり完備されていた。しばし歩き滝壺に向かう。目の前に現れたカーテーン状の滝にしばし絶句。美しいという表現がぴったりの滝だった。ここも雨の影響で水量が多いのだろうと思う。それが見事さを増大させている。そして我が人生初めての「滝の裏」に向かう。滝壺が大きくえぐれており、そこを歩くことができる。とにかく初めて見る風景。見事であり、かつ素晴らしい。同じような写真をたくさん撮りまくってしまった。じゃらん第1位に納得させられた。川の両岸にはもみじの木がたくさんあったので、秋の紅葉の季節は更に見事さが増すのだろうと思う。次は是非とも秋の時期に来たいものである。

 この後、昼食でせっかくなので熊本名産の“赤牛”を食べようということになり、Googleマップにでてきたレストランに向かう。が、メニュー価格帯が我らの金銭感覚と大きな隔たりがあり、食べたかったステーキはハンバーグに変更。しかし味は美味。満足の昼食になる。

 そしてその後は、我が定番の瀬の本高原レストランの駐車場脇の松林公園でコーヒーを沸かし、しばしくつろぐことになった。

 温泉も考えていたが、時間も結構過ぎていたので今回はパスし、帰路に向かった。今回の走行距離は270kmあまり。いつものごとく帰り道は睡魔との戦いでもあった‥‥。 

 そうそう追伸である。

 我々がバイクを停めた第3駐車場の脇に、朽ちて廃墟化したカフェ&ギャラリーがあった。そこには様々な衣装を着飾ったマネキンがあり、異様な雰囲気を醸し出していた。滝壺に吹く心地よさを感じさせる風とは異なる、かなり冷んやりと背した背筋を冷たくさせるものがそこにはあった。