久しぶりに元同僚くんとツーリングに出かける。11月も中旬であり、寒さも気になるところだが、今年の暖かい秋だと、冷たさもさほどなく、ちょうど紅葉の頃でもあり、前回に引き続いて久住方面に行くことにした。
この時期は、何を着るかが難しい。バイクで走れば、体に当たる風はいくら暖冬とはいえ当たり続けると体は冷える。しかし、目的地に着けばそのままだと暑さを感じる。上着は、まぁ脱げばいいのだがズボンが悩ましい。脱ぐわけにもいかない。とりあえず上着は冬物のライダースジャケットを、ズボンは冬物のデニムを履く。結果、「寒気持ちいい!!」という感じでツーリングを楽しむことができた。
いつもの如く、大分の三重町から竹田市を抜け、久住に向かうルートを走ることにした。今回は、前回のツーリングでお互いが持っているインカム同士を同期させることができなかったのだが、今回はそれもうまくいき、会話も楽しみながらのツーリングになった。

竹田市街を抜けると前方に久住山が突然目の前に現れてくる。この瞬間がとても好きで、いつも雄大な景色に感動している。今回のこの時期は、久住の山も茶色がかっており紅葉の時期であることをを感じた。
お昼前に、中間地点の瀬の本高原に着いたので、昼食前に、先ずは温泉に浸かることにした。

冷えた体をまずは温めたい。向かった温泉は、『筋湯温泉 薬師湯』。筋湯温泉街には3つの大衆温泉があり、その1つは前回訪ねた“うたせ湯”で、もう1つが“岩ん湯”。この薬師湯と岩ん湯は、どちらも浴場が1つしかないため、日替わりで男湯と女湯が変わるという仕組みになっている。今回訪ねたときは、薬師湯が男風呂になっていたためこちらに入る。


入り口のドアを開けると、料金箱があり400円を入れ入浴になる。建物は古い木造造りで、時代を感じさせられる。脱衣所と浴槽は同じ空間にあり盗難の心配はゼロ。浴槽は畳3枚ほどだろうか。身体を洗うというよりは「湯に浸かる」ことを楽しむ温泉という感じ。泉質は、とても柔らかく湯の中で肌に触ると、ぬるっとする感じである。程よい熱さで、この時期のツーリングで冷えた身体には最高に気持ちのいい温泉だった。先客は地元のご高齢の方のみ。3人でいろいろ話しながらの入浴を楽しんだ。
この後は、再び瀬の本高原に戻り、前回同様駐車場脇の松林の中にあるベンチで、お湯を沸かしカップ麺とおにぎり、コーヒーで昼食を済ます。風が全くなく、木漏れ日が体に当たり心地よく食事を楽しむことができた。広い駐車場では、かなりの数のマツダRX7が九州各地から集まっており、この車を愛する人たちでイベントが開催されていた。別の駐車場には、同じく凄い数のバイクが停められており、バイク品評会の会場のようになっていた。
さて、この次に向かったのは阿蘇山。この「阿蘇山」という名前は、「高岳」「中岳」「根子岳」「烏帽子岳」「杵島岳」の五つの「岳」の総称。最も高いのが高岳の1592m。噴火口のあるのは中岳である。久住方面から阿蘇を見た時、噴煙が見えず、また風もほとんど吹いていないようなので中岳の火口を目指すことにした。途中有名観光スポットの草千里辺りでは渋滞が発生している。今最高の季節であり観光客が多いのも頷ける。思った通り、中岳火口への入山規制は行われていない。ここもパーキング入り口付近では渋滞が発生していた。頂上は風もなく、ガスも発生していない。火口からは湯気らしきものが勢いよく吹き出しており、その様子を堪能することができた。ここも観光客が多かったのだが、耳に飛び込んでくる言語は中国語ばかり。その多さに圧倒させられた。

今回のツーリングはここがゴール。
この後帰路に着く。トータル250kmほど。暖かいとはいえ、さすがに陽が傾いてくると体に当たる風に冷たさを感じるようになる。お陰でいつも襲ってくる「睡魔」が今回は姿を現さなかった‥‥。