さて、一路大阪に向けて出発する。
昨夜は飲み会だったのだがアルコールもすっかり抜け、気分も爽快。諸々の用事を済ませ、出発は11時少し前となってしまった。今日は北九州、そしてその先の下関を目指して直走ることになる。Googleマップの行き先を「門司港レトロ」にした。その距離200kmオーバー。なかなかの遠さである。この区間はこれまでに数回通っており、道中の見どころは大方見ているので、今回はこの間の見どころは素通り。途中買い足しがあったりしたため少々時間を食われ、門司レトロに着いたのは日が暮れかけていた時刻になった。以前、陽の明るい時刻に来たことがあるが、夜のライトアップされた時刻には来たことがなかったので、ぜひ一度見てみたいと思っていた。明治から昭和初期に建てられた趣のある建物とお洒落なショップやカフェの街という印象が残っている。
陽が沈んでいくに従い、街灯と木々に飾られたイルミネーションの灯りがだんだんと浮かび上がってきて、港に伸びる歩道を美しく照らしている。


今回ぜひ行きたいと思っていたのは、この門司港レトロ全体を見下ろすことのできる「門司港レトロ展望室」という場所。建築家黒川紀章が建てた高層マンションの最上階が展望室となっており、ここから関門海峡や下関も見渡せるという。入場料300円を払い直通エレベーターで登る。既に外は暗くなっている時刻。窓に近づき「おおっ!! 」と心の中で呟く。遠くには下関の灯りも見える。なかなかいいものである。暫しの時間ゆったりと過ごした。


次に向かったのは下関の夜景が楽しめるという『火の山公園』。関門トンネルを通り、下関市に入る。通行料210円。ETCは使えず、現金直接払い。“昭和レトロトンネル”と命名したくなる。
ここは世界夜景遺産に指定されているという場所。期待値マックスで車を走らす。山をぐんぐん登っていく。しかし何故か対向車が全くなく後続車もない。ここでいいのかという不安が増してくる。山頂近くになり[立体駐車場あり]の看板が見える。向かう方向に間違いはないようである。そして突然巨大な立体駐車場が現れる。斜面に這うように建物が頂上に向かって伸びている。場内に入り上を目指して車を走らせる、が中に駐車している車がない。この巨大な立体駐車場がますます異様に思えてくる。昔は賑わっていたのだろうか。結局頂上に辿り着くまでまでの間に駐車していたのは1台のみ。駐車場最上部に車を停め、夜景の広がるポイントに向かう。風が強い。誰もいない。駐車場の電灯がついているので不気味さはないのだが、とにかく不思議な場所だった。そして世界夜景遺産に登録されているという眺めは‥‥。期待が大きかっただけにかなり残念な気持ちになってしまった。

気持ちを立て直し、今夜の食事をとりに「すき家」に向かう。今回の旅の楽しみである『牛丼食べ比べ』企画。19時過ぎの時刻になっている。お客さんが多い。今回の共通メニューは「牛丼(並)、サラダ、豚汁」。店内に、“国産米100%”の張り紙があった。吉野家や松屋で使用されている米は、国産米と外国産米をブレンドした米が使用されていると聞いたことがある。とりあえず今回最初の牛丼チャレンジ。空腹というスパイスが加味され、美味しくいただいた。明日、明後日の牛丼が楽しみである。
そして食事の後は、会員になっている「エニタイムフィットネス」に行き、シャワーを浴びる。筋トレは疲れ果てているためにパスする。エニタイムは、全国展開をしており、会員は全国どこのジムでも利用できる。その数、フィットネスジムでは全国最大の店舗数で2025年6月に国内1200店舗を達成したとのこと。トレーニング機器の他に、シャワー室にはシャンプーやボティソープ、ドライヤーなどが完備されており清潔感もある。車中泊では度々利用させていただいている。ただ、全国あちこちのエニタイムを利用していると自ずとその違いが明確になってしまう。ここのシャワー室にはドライヤーとティッシュしかなかった。ちょっと差がありすぎるな〜というのが素直な感想。ただ、まぁタダでシャワーが浴びることができているので贅沢は言えない。
この日の宿泊場所は、下関市にある『道の駅きくがわ』。着いたのは21時頃の時間。普通車の駐車スペースは69台のこぢんまりとした道の駅。この時期の車中泊車両は少ない。夜の寒さを心配していたが、それほど寒さを感じない。ポータブルバッテリーに繋いだホットカーペットのみで大丈夫な感じである。しかし、今回持参した秘密兵器のコンパクトストーブの性能を確かめないわけにはいかない。火をつけ暖を取る。狭い車内では十分すぎる性能を確認して今夜の出番はここで終了。

今日の走行距離は262.2km。この距離感覚は北海道旅を思い出してしまう。軽のミニバンが頑張ってくれた!!