ファンディの旅もろもろ

キャンプや車中泊を中心に、アウトドアライフを満喫中!!

絶景と感動のしまなみ街道。尾道から四国へ!!

 いよいよ今日は『しまなみ海道』を走る。瀬戸内海に浮かぶ島々に橋を架け、尾道と四国今治が結ばれている。このしまなみ海道は、“サイクリストの聖地”として知られている。橋には自転車道が設けられており安全に快適に走ることができる。ずっと以前、自転車に夢中になっていた時、仲間たちとここを走った記憶が鮮明に思い出される。その時は今治方面から尾道を目指した。全行程60kmほどのコース。どんな景色が見られるのか。橋の上から見える景色は水面がキラキラ光り、感動の中で走るのだろうと思っていた。確かに橋から見える景色は素晴らしかった。自転車道も整備され“サイクリストの聖地”という言葉にも納得することができた。しかし、現実は‥‥、目の前に広がる景色は素晴らしかった。が、それ以上に“きつかった”という思い出が強い。何故か。てっきり自転車道は、自動車専用道路に並走して走っているものと思い込んでいたように思う。しかし現実は大きく異なり、橋の部分だけが一緒(多くが二重構造になっており上が自動車、下が自転車だったと思う)で、渡り終えると自転車は橋を下り一般道を走らさられる。

 つまり次の橋を渡るためには再びかなりの急坂を上らねばならないのである。クロスバイクもどきの重たい自転車ではこれがかなりきつかった。まぁ、今となってはそれも良き思い出に変わってはいるのだが‥‥。今回、道の駅にあった案内板で改めてその全貌を知ることができた。

 しかし今回はそれを味わうこともない。天気も最高で素晴らしい景色を堪能できそうである。ただし自動車専用道のみでここを走ってしまうとあっという間に走り切ってしまいそうなので、自転車の時と同じように橋を渡った後は、一般道に下り島々の見どころを回りながら進んで行こうと考えた。

 尾道方面からだと最初の橋は、尾道大橋になる。ここを渡ると『向島』。映画で有名は尾道の街から向かい側に見える島である。ここでは島に降りることはせずそのまま次の『因島』に渡る。橋の名前は因島大橋。橋から一般道に下りたところで『水軍城』の看板が出現。歴史の授業で学んだ「倭寇」という言葉を思い出し、そこに行くべくGoogleマップが示すルートを進む。やがて目的地に到着。なんとこの地は本屋大賞受賞で大ベストセラーとなった「村上海賊の娘」の舞台となった地だった。倭寇とは関係ないものの歴史の大きな舞台になった場所に来ることができたことに感謝したくなった。詳しいことを知らなかっただけに瀬戸内の歴史に触れることができて意義深い時間となった。

 次は『生口島』。橋は生口橋。そのまんまの名前。高速道路を降り海岸線の快適ロードを走る。海面近くに道路が走り車窓からの景色も素晴らしい。同じ道をサイクリストも走る。「聖地」と言われるだけにサイクリストを大切にする配慮がいろいろ見ることができる。自転車愛好者を惹きつける所以であろう。

 次が『大三島』。橋は「多々羅大橋」。そしてその次が『伯方島』。最後の島が『大島』。ガイドブックには、ここにある『亀老山展望公園』からの景色が絶景とある。こうなると行かないと気が済まない。とにかく高いところが好きである。坂道をぐんぐん登っていく。頂上にはデザイン性の高い展望台があり、さっそくそこに上がる。そこには息を呑むような景色が広がっていた。「凄い!!」という言葉しか出てこない。とにかく大パノラマの世界が広がっている。瀬戸内海に浮かぶ島々とそこを行き交う船をただ見ているだけなのだが、ずっと見ていても飽きない。先ほどの村上海賊のことを考える。木舟でこの海を自在に行き来した、人間の持つ知恵と力の底力をまざまざと感じさせられた。

 まだまだ見ていたい気もするがその後の時間も気になるので先に進むことにする。いよいよ四国上陸になる。来島海峡大橋を渡り愛媛県今治市に入る。その後国道196号線を通り松山市まで一気に進む。海岸線を走るこの道は、横に海を見ながら走ることのできる快適ロードだった。バイクで走ると最高に気持ちいいだろう。北海道を走った時と同じ思いを抱かされた。

 今夜の宿泊地は『道の駅 なかやま』。ここに着くまでの間にエニタイムフィットネスでシャワーを浴び、通り沿いにあった「はま寿司」で夕食を済ませた。明後日までに帰り着けばよかったのだが、特に行きたいところもなかったので明日のフェリーで九州に入り、帰路に着くことにした。フェリーは三崎港発佐賀関着の国道九四フェリー。タイミングよくお昼の便の予約が取れた。いよいよ今夜が大阪往復車中泊旅最後の夜になる。