先日、突然足の痛みに襲われてしまう。痛くなった理由が思いつかない。大阪から戻り、まだジムにも行っていない。週末にバイクに乗ったくらいしか、特別なことはしていない。筋肉痛や筋を痛めたということも考えにくい。部分的にも初めてのような気がする。ネットでいろいろ調べるが、内科系というよりは外科系のような気がする。
痛みの出た翌日、その痛みはさらに強くなる。痛みの出た場所は左足の付け根、内側に近い部分。局所的な痛みである。曲げるのも辛い。咳をしただけでも響く。今日1日様子を見て、痛みが変わらない時は病院に行くことにした。その翌日、痛みが変わらないため整形外科に行く。レントゲンを撮りドクターの話を聞く。診断名を聞かされるものの聴き覚えのある名称ではない。覚えたつもりだったが、今思い出せない。特別な病気ではなさそうで、薬で対処できるとのこと。治療薬とともに痛み止めの薬も貰う。帰宅後、早速処方された薬を飲みその日は早々に床についた。翌日の朝、あれほどあった痛みがかなり和らいでいる。薬の素晴らしさを実感する。とりあえずは、まだ少し不自由さがあるが普段とあまり変わりなく動けそうである。
さて、こんな状況だったので、この日は、静かにゆっくり過ごそうと駅併設の蔦屋図書カフェ(勝手につけた名称)にいく。ここは、もう完全にマイ書斎となっている場所。そこで何気に書棚を見ていたら惹きつけられる題名の本が目に留まった。下川裕治著『70歳のバックパッカー』。

どんな人なのだと調べてみた。1954年生まれの72歳。このような人生の先輩からの発信は、大いに参考になる。いずれは通る道なのだからそこはどんな道なのか是非とも聞いてみたいという思いに駆られる。序盤は回想録のような内容。この人は、放浪系旅人の先駆者のような人だった。元々は新聞記者だったが、のちにフリーランスとなり、旅行作家として多くの著書がある。この手の本は、沢木耕太郎の「深夜特急」が特に有名だが、その本よりも早く、いくつかの放浪旅のエッセイを世に送り出している。インターネットもスマホもない時代に「よくもまぁ‥‥」と感じてしまう。
読むほどに面白さが増してくる。バンコク視察団(先日のバンコク旅行に関係した面々)に早速この本のことをメールした。直後に、バンコク旅行で自らの放浪癖に目覚めてしまった相方から、「買いに行く!」との返信。さらに今回行けなかったメンバーからは、この人のことは知っているようで、同じく、バックパッカーの先駆者的存在である蔵前仁一という旅人のことを教えてくれる。どこかで聞いたことのある名前だなぁと思い、ひょっとしたらこの人の本を以前読んだことがあるかもと帰宅後書棚を探してみたらやはりあった。『あの日、僕は旅に出た』蔵前仁一著。

内容はすっかり忘れていた。この中に、「バンコクの宿」と題した項があった。時は1980年代。今から45年ほど前のバンコク。時代は大きく異なるが、なんとなく親近感が湧いてくる。読んでいるうちに、当然の如くこの前のバンコク旅行が蘇ってきた。
近々、「バンコク視察団の会合」という名の飲み会が予定されている。新メンバーも加わり、この会合も大いに盛り上がっていきそうな気配がすでに漂っている。
今回、突然我が身を襲った足の激痛。健康に留意していても、何が起こるかわからないとつくづく感じた。年金の損益分岐点を考える際、よく『健康寿命』のことが言われる。今の健康に感謝し、やりたいと思うことを、今やることの尊さを強く思う。