ファンディの旅もろもろ

キャンプや車中泊を中心に、アウトドアライフを満喫中!!

大阪往復車中泊旅2日目。下関から岡山まで。

 2日目もかなり移動することになりそうである。

 朝の身支度を急ぎ済ませ出発をする。今朝の朝食は、昨夜のうちに購入していたパンとプロテイン。普段はプロテインのみだが、その日の旅の始まりがそれだけというのもちょっと寂しく、活動すればお腹も減るだろうからパンも食べることにした。食事を済ませ、いよいよ出発。

 しばらく走り、大切なことを忘れていることに気づいた。当初の予定では、下関の唐戸市場に寄り、大好きな寿司を堪能することにしていた。到着が遅くなった場合は、翌日の朝寄ることにしていた。ここは午前5時からの営業。水揚げ直後の魚を食すのもいい。ところがここに寄ることを完全に忘れてしまっていた。今後の行程を考えれば戻る時間もないので、このまま先に進むことにした。唐戸市場には復路で寄ることにして落ち込む気持ちを切り替える。

 さて、先ずは、山口県岩国市にある『錦帯橋』を目指すことにする。日本の三名橋の一つ。

 ガイドブックでよくその姿を見る。まだ行ったことはない。この橋が作られたのは1673年という。しかし完成直後に洪水で流失し、翌年改めて再建され、以後改良や補修など行いながら、今日までその姿を見せてくれている。現在の橋は2004年に劣化した木造部分を架け替え完成したとのこと。橋の長さは193m、幅約5mの堂々の構え。5連のアーチが連なり、その姿は美しい。

 橋を渡り切った先には噴水と池が見事な吉香公園があり、その先の小高い山の上には岩国城が見える。奈良をイメージするような雰囲気を感じた。

 ここの次は、厳島神社広島市内のメジャーどころをパスし、その先にある呉の『大和ミュージアム』を目指すことにした。これも当初からの予定通り。ここは一度行ったことがあるがもう一度じっくり見てみたいと思っていた。ところがGoogleマップに行き先を入れ地図を出すと、「本日は営業していません」の表示が出てきた。調べてみたら、2月17日から3月末まで休館しているとのこと。事前に分かったことは幸いだが、こうなると「是非とも見たかったなぁ」との思いが強くなってしまう。

 今日は、とにかく東に進むことを優先すると考えていたこともあり、この後は移動メインになる。「大阪往復車中泊旅」などと言っているが、なんだか「大阪往復車中泊移動」の方がよさそうな感じである。とにかく東方向に進む。明日は、最初に倉敷に寄り、美観地区や大原美術館にいく予定なので、できるだけ近くまで進んでおきたい。今日のゴールは、岡山県笹岡市にある『道の駅笹岡ベイファーム』に決定。錦帯橋からは162kmの距離になる。

 移動の途中で食事とお風呂を済ませたい。Googleマップに経由地として「松屋」と「銭湯」を入力し、それぞれ場所を選びコースを決定した。今日の食事は「松屋」に決めている。松屋にはこれまで一度も行ったことがない気がする。昨日のすき家に続く第2弾。店内に入る。すき家にはフロアに手洗い場があったがここはない。トイレの中のみ。前日と同じく「牛丼(並)」「サラダ」、そして豚汁を頼もうとしたが、メニューに豚汁はなく類似品は「チゲ」。牛丼は、汁だくにしたからなのか、なんとなくご飯がびちょびちょな感じ。チゲは適度な辛みもあり美味しい。豚汁よりもお得感があった。そして、次はお風呂。昨日はジムのシャワーで済ませたので、今日は湯船に浸かりたく銭湯にする。選んだのは『お湯処美福』。駐車場に着いて車の数に驚いてしまった。すごい数の車が止まっている。もちろんほとんどが地元ナンバー。650円を払い中に入る。スーパー温泉とまではいかないが、いろいろな種類の湯船があり、湯も綺麗。心地よく湯に浸かり今日の運転疲れを癒した。

 次は、いよいよ今日のゴールの『道の駅 笹岡ベイファーム』を目指す。Googleマップが頼りなのだが、何故か結構道に迷ってしまった。道中の風の強さも気になる。天気予報を見ると強風注意報が出されており、竜巻にも注意との文言もある。到着し、サンシェードをセットし、晩酌の準備をする。既にお腹もいっぱいになっているのでお酒を少々という感じ。ダウンロードした映画を楽しみながらチビチビやる。ところが夜が遅い時間になってきた頃、外が若干喧しくなる。音のうるさいバイクが数台集まってきている。嫌な予感もしたが、集会らしきものにはならず元の静けさを取り戻した。

 いつのまにか眠っていたのだが、夜中の1時過ぎに目が覚めた。車がゆらゆら揺れている。風の音か凄まじく、車に叩きつける風に恐怖を感じてしまう。雨はない。強風が車を揺らし続ける。横転するかもしれないという恐怖心が襲う。道の駅の建物の中に避難しようとも考えたが、外に出る方が危険な気がして、ひたすら風が弱まるのを待った。近くに背の高い軽のキャンピングカーが停まっていたので、横転するならその車が先なはずで、その場合、レスキューやパトカーも来るはず。外にその気配はないので非常事態が発生していないと勝手に決めつけ気持ちを落ち着かせる。ずいぶん時間が過ぎたような気がする。トイレにも行きたくなってきている。風が若干弱まったように感じたのでトイレに走る。やはりその建物には避難してきたと思われる人が複数名いた。用をすまし車内に戻り、眠り直すことにした。

 それにしてもすごい風だった。竜巻の襲来も考えたほど。とにかく何事もなかったのは幸いだった。最後に大きなオチのついた2日目であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車中泊旅、1日目。宮崎〜下関編!!

 さて、一路大阪に向けて出発する。

 昨夜は飲み会だったのだがアルコールもすっかり抜け、気分も爽快。諸々の用事を済ませ、出発は11時少し前となってしまった。今日は北九州、そしてその先の下関を目指して直走ることになる。Googleマップの行き先を「門司港レトロ」にした。その距離200kmオーバー。なかなかの遠さである。この区間はこれまでに数回通っており、道中の見どころは大方見ているので、今回はこの間の見どころは素通り。途中買い足しがあったりしたため少々時間を食われ、門司レトロに着いたのは日が暮れかけていた時刻になった。以前、陽の明るい時刻に来たことがあるが、夜のライトアップされた時刻には来たことがなかったので、ぜひ一度見てみたいと思っていた。明治から昭和初期に建てられた趣のある建物とお洒落なショップやカフェの街という印象が残っている。

 陽が沈んでいくに従い、街灯と木々に飾られたイルミネーションの灯りがだんだんと浮かび上がってきて、港に伸びる歩道を美しく照らしている。

 今回ぜひ行きたいと思っていたのは、この門司港レトロ全体を見下ろすことのできる「門司港レトロ展望室」という場所。建築家黒川紀章が建てた高層マンションの最上階が展望室となっており、ここから関門海峡や下関も見渡せるという。入場料300円を払い直通エレベーターで登る。既に外は暗くなっている時刻。窓に近づき「おおっ!! 」と心の中で呟く。遠くには下関の灯りも見える。なかなかいいものである。暫しの時間ゆったりと過ごした。

 次に向かったのは下関の夜景が楽しめるという『火の山公園』。関門トンネルを通り、下関市に入る。通行料210円。ETCは使えず、現金直接払い。“昭和レトロトンネル”と命名したくなる。

 ここは世界夜景遺産に指定されているという場所。期待値マックスで車を走らす。山をぐんぐん登っていく。しかし何故か対向車が全くなく後続車もない。ここでいいのかという不安が増してくる。山頂近くになり[立体駐車場あり]の看板が見える。向かう方向に間違いはないようである。そして突然巨大な立体駐車場が現れる。斜面に這うように建物が頂上に向かって伸びている。場内に入り上を目指して車を走らせる、が中に駐車している車がない。この巨大な立体駐車場がますます異様に思えてくる。昔は賑わっていたのだろうか。結局頂上に辿り着くまでまでの間に駐車していたのは1台のみ。駐車場最上部に車を停め、夜景の広がるポイントに向かう。風が強い。誰もいない。駐車場の電灯がついているので不気味さはないのだが、とにかく不思議な場所だった。そして世界夜景遺産に登録されているという眺めは‥‥。期待が大きかっただけにかなり残念な気持ちになってしまった。

 気持ちを立て直し、今夜の食事をとりに「すき家」に向かう。今回の旅の楽しみである『牛丼食べ比べ』企画。19時過ぎの時刻になっている。お客さんが多い。今回の共通メニューは「牛丼(並)、サラダ、豚汁」。店内に、“国産米100%”の張り紙があった。吉野家松屋で使用されている米は、国産米と外国産米をブレンドした米が使用されていると聞いたことがある。とりあえず今回最初の牛丼チャレンジ。空腹というスパイスが加味され、美味しくいただいた。明日、明後日の牛丼が楽しみである。

 そして食事の後は、会員になっている「エニタイムフィットネス」に行き、シャワーを浴びる。筋トレは疲れ果てているためにパスする。エニタイムは、全国展開をしており、会員は全国どこのジムでも利用できる。その数、フィットネスジムでは全国最大の店舗数で2025年6月に国内1200店舗を達成したとのこと。トレーニング機器の他に、シャワー室にはシャンプーやボティソープ、ドライヤーなどが完備されており清潔感もある。車中泊では度々利用させていただいている。ただ、全国あちこちのエニタイムを利用していると自ずとその違いが明確になってしまう。ここのシャワー室にはドライヤーとティッシュしかなかった。ちょっと差がありすぎるな〜というのが素直な感想。ただ、まぁタダでシャワーが浴びることができているので贅沢は言えない。 

 この日の宿泊場所は、下関市にある『道の駅きくがわ』。着いたのは21時頃の時間。普通車の駐車スペースは69台のこぢんまりとした道の駅。この時期の車中泊車両は少ない。夜の寒さを心配していたが、それほど寒さを感じない。ポータブルバッテリーに繋いだホットカーペットのみで大丈夫な感じである。しかし、今回持参した秘密兵器のコンパクトストーブの性能を確かめないわけにはいかない。火をつけ暖を取る。狭い車内では十分すぎる性能を確認して今夜の出番はここで終了。

 今日の走行距離は262.2km。この距離感覚は北海道旅を思い出してしまう。軽のミニバンが頑張ってくれた!! 

 

 

 

 

 

 

宮崎から大阪へ、車中泊旅の準備も終わりいざ出発!!

  『大阪往復車中泊旅』をいよいよ始める。

 天気予報では、日本各地でここしばらく大きく冷え込むと伝えている。周りにいるものもしきりに雪の心配を言う。しかし、走るのは瀬戸内の山陽側である。中国自動車道は確実に雪が降るだろうとは思うが、今回は海側の下道しか走らない。大丈夫だと大見えを切るものの、学校で習った「瀬戸内地方は雨が少なく暖かい。」といううっすらとした記憶だけが「大丈夫」の根拠。説得力がない‥‥。

 冬のキャンプや車中泊で最大の大変さは朝方の寒さである。例えばキャンプであれば、テントに中に薪ストーブを持ち込むので、冬であろうとテントの中は暖かい。しかし、寝た後は当然薪の火は消え、朝には灰になっている。目覚めの後、深々とした冷たさの中で、シュラフから這い出し着替える。この瞬間は苦行以外の何ものでもない。それは車中泊も変わらない。暑すぎるのも大変だが寒すぎるのも大変である。

 そこで今回、それから解放されるべく新兵器を準備した。カセットボンベを使用するコンパクトストーブ!! 

 車内での利用は一酸化炭素中毒が心配だが、窓を少し開け空気の入れ替えをすれば大丈夫である。一酸化炭素チェッカーを使い既に安全点検も行っている。このコンパクトストーブ、実に優秀でめちゃくちゃ気に入ってしまった。先ず見た目の鉄感がカッコいい、そして熱源部分はタバコの箱程度の大きさしかないが、それでも近くに手をかざすと十分に暖かさを感じることができる。家に届いた直後はトイレでも歯磨きでも、家中どこへでも連れていっていたほど。とにかく素晴らしいストーブなのである。

 さて、そんなこんなで準備も終わり、いよいよ出発の日となる。今回はこのストーブの他に、いつものレギューラー陣の、「ポータブルバッテリー」、「コンパクトIHコンロ」、お湯を沸かすための「クッカー」と「コンパクトストーブ」、「ナイフ」、「カップ」等々。後は生活に必要な身の回り品になる。調理をしないと決めているので食器や調味料の類が必要ないので準備も特に悩むことはない。

 食事を作らない代わりに、実はある計画を企てている。いく先々でのご当地グルメもいいかなぁと思ったりもするが、せっかくの機会なので、牛丼食べ比べと称して、「すき家」「松屋」「吉野家」の牛丼食べ比べをしようと考えている。共通メニューは、「牛丼並」「サラダ」「豚汁」のセット。味、料金、店内の様子等の観点で比較しようと思っている。普段、殆ど食べることがないので結構楽しみにしているのである。

 初日の宿泊場所は下関市にある『道の駅きくがわ』。お風呂はエニタイムフィットネスのシャワーを利用しようと思っている。­

 さあ、安全運転でいざ出発!!

「旅の計画」と冒険少年ATSUSHIの南米大陸旅の始まり

 所用で再び大阪に行くことになった。

 今回は日数的に余裕があるため車中泊旅的に目的地に向かうことにした。車移動の良いところは寄り道ができること。日程を調整すれば、往路で3泊、復路で4泊ほどできそうである。

 となれば次は計画。もう、ここから旅の楽しみは始まる。先ずはコース設定。宮崎からだと、フェリーを使い四国に渡って大阪に行くというコースか、陸路オンリーで関門トンネルを通り本州中国地方を直走るかという、いずれかのコースになる。既に中国地方旅と四国旅でどちらも走ったことはある。となれば「まだ行ったことがないところ」「再び訪れてみたいところ」の多さが決め手となる。今回は中国地方の山陽側を走ることにする。コースが決まれば、次におおよその全走行距離を調べ、1日に走る距離と宿泊する場所の目処をつける。そして、いよいよ行きたいところのピックアップとなる。門司レトロの夜景、北九州世界遺産、下関の唐戸市場、世界夜景遺産の火の山公園、呉の大和ミュージアム、広島では原爆資料館お好み焼きを入れたいがここは今回パス。倉敷の美観地区と大原美術館は外せない場所。そして今回必ず行きたいのが備前焼の窯元が集まる伊部。帰りのコースでは、淡路島経由で徳島に渡り大塚美術館を訪ね、次に讃岐地方に入り、そこでうどんを食べ、しまなみ街道を通って再び中国地方に戻るということも考えたりもする。

 ガイドブックを開き、スマホで各地区の「見どころ」をいろいろ調べていく。この瞬間はアドレナリン出まくり状態だと思う。時間が瞬く間に過ぎていく‥‥。

 さて、話題を変える。このブログで何度か取り上げている『冒険少年ATSUSHI』。リヤカーを引いて北米大陸をとうとう歩き切り、いよいよ南米大陸縦断の旅がタートした。既に4本の動画がアップされている。北米大陸のゴールがパナマパナマの南に位置するのがコロンビア。最初の動画では、このコロンビア入国の様子が描かれている。このコロンビアという国、多くの日本人にとってほとんど馴染みのない国ではないだろうか。あるとすれば「マフィア」、「麻薬」、「ゲリラ」、「誘拐」等々、ネガティブな印象しかない。

 このATSUSHI青年、入国に際かなり手こずっている。

 「コロンビア」は、どんな国なのだろうかとちょっと調べてみた。首都はボゴダ。初めて聞く名。「面積は日本の約3倍。人口は約5200万人。16世紀にスペインの植民地になり、19世紀初頭に独立。先住民族の文化を土台に発展してきたが、20世紀後半はゲリラ勢力や麻薬カルテルの台頭により長期的な内戦と治安悪化に直面。2016年の和平合意後は治安の安定化や経済成長が進み、現在、石油・コーヒー・花や植物などの輸出が主要産業」とある。外務省のホームページも見てみた。この中の「海外安全ホームページ」では、世界各国の危険情報が発表されている。早速「コロンビア」と入れてみる。すると、“現在、危険情報が出ております”と、いきなり出てきた。そしてコロンビアの地図が添付されているのだが、国の全てに「レベル1」から「レベル3」までの色が塗られている。ちなみにレベル1は、「十分注意」、レベル2は、「不要不急の渡航中止」、レベル3に至っては「渡航中止勧告」とある。レベル2とレベル3を合わせるとおおよそ国の半分ほどを占める。つまり外務省としては、この国には「できることなら行くな」と、言っているようなもの。

 ATSUSHI青年がこのままコロンビアを歩き切るためには、このレベル2の地域も歩かなければならなさそうである。“大丈夫か!!”とついつい言いたくなってしまう。仮に通り抜けたとして、その次はどこの国に行くのだろう。太平洋側を進むなら、次は「エクアドル」になる。そのまま南下であれば一気にペール入国になる。はたまた大陸を奥深くに進めばブラジルということもあり得る。エクアドルやペルーに向かえばアンデス山脈がそびえ立ち、ブラジル方面に行けば、アマゾン川源流とジャングルが立ち塞がる。リヤカーを自力で引きつつ進むATSUSHI青年にとっては、いずれも過酷なことしかなさそうな前途である。

 動画が配信されれば、“いいねボタン”を押し、次からは激励コメントも送ろうと思う。

www.youtube.com

 

 

新調した焚き火台で焚き火を楽しんだ!!

 前回のブログで新しい焚き火台をポチってしまったことを書いた。

 その焚き火台が早速届いた。Amazonプライム脅威の配送システムに感服してしまう。

 今回購入したのは「solotourのチタン製軽量焚き火台」。

 現在保有している焚き火台は、いずれも頑丈な造りで結構重いため、軽量なものを探していた。この形状の焚き火台の本家・定番は「ピコグリル」という商品なのだが、価格が17000円近くする。これに似た「もどき」商品が3000円台で売られている現状では、これの購入は躊躇してしまう。「本家」と「もどき」の決定的な違いは、「重さ」である。ピコグリルの本体重量はたったの365g。「もどき」の方の多くは1kg弱。あまり違いはないようにも感じるが、ザックに入れて持ち運ぶとなればこの小さな違いも大きな意味を持ってくる。今回購入した焚き火台は、「もどき」の中では群を抜く軽さで本体重量430g。そして価格は本家の1/3。迷いなど生じることなくこれに決めた。

 届いた商品を箱から出し、開封する。チタンの輝きがいい。実際に手に取るとその軽さを実感する。商品レビューを見ると、組み立てが厄介だというものが散見していて気になっていたが、何度か組み立てを繰り返すうちにコツもわかってくる。とにかく軽い。しかし耐荷重は8kgとあり、華奢ながらなかなかの実力を持つ。その姿も美しい。早速火入れをしてみたくなる。

 その翌日、焚き火をしに行くことにする。世の中は、多くの職場が仕事納めをし、街の雰囲気もいよいよ年末モードに突入している。途中でスーパーに寄り買い出しを行うが、年末商戦まっさかりでたくさんのお客さんで賑わっていた。いつものようにカップ麺とおにぎりセットを購入。ついでにおやつも数点購入。

 向かうのは海。前回が山間の小川だったので、今回は海にした。岩場で釣り人がちらほらいる程度の人気のない海岸である。今日は日差しが柔らかく、風もない。気持ちよく焚き火が楽しめそうである。到着し荷物を運ぶ。予想通り人がいない。いつもの通りチェアーをセットし、快適空間をつくる。そして焚き火台をセットし、いよいよ点火となる。この焚き火台の火床はチタンである。チタンは高温によりブルーに変色するという特性を持っている。綺麗な色目をつけるために少々気を使う。炎を小から大へと少しずつ大きくしていく。

 岩場の海岸には打ち上げられた流木が無数にある。薪に困ることはない。徐々にくべる薪の量を増やしていく。乾燥している流木はよく燃える。焚き火台と炎のバランスがいい感じである。クッカーに水を入れ沸かす。瞬く間に湯気がたちのぼる。目の前には海が広がり、陽に照らされた波がキラキラ光っている。こんなシチュエーションで食べるカップ麺は最高に美味い。この後は、ゆったりと焚き火を楽しんだ。薪をくべて燃やすだけなのだが、結構これで遊べる。しかも面白い。途中コーヒーブレイクでおやつともなれば幸せ度はさらに高まっていく。

 陽が傾き始めると吹く風もだんだん冷たさを増してくる。

 焚き火もやり尽くしたので片付けを行う。炭と灰の処理に気を使う。いつもの如くスチールの缶に入れ持ち帰ることにする。薪がしっかりと燃えてくれたので炭の量が少ない。釣り人が近くを通ったので釣果を聞いたが、坊主だったとのこと。釣りもいいなぁと思う。次来る時は釣竿も持ってこよう。

 さて、自宅に帰りつき、汚れた焚き火台を洗う。煤を落とすとブルーの色目が出てきた。チタンについたブルーの色合いがなかなか綺麗である。

この焚き火台、かなり気に入ってしまった。次はバイクに積んで出掛けていきたいと思う。

焚き火をしたくてディキャンへ!!

 いよいよ今年も後わずかになってきた。いろいろあった1年だったと感じているが、今年の残り数日も意義ある1日として過ごしていきたい。既に年末大掃除的なことはやり終えている。外は雲もなく、柔らかな日差しが「家の中から外に出なさい」と呼びかけているかのようである。午前中で、やるべきことはことは終えた。お昼近い時間から何をすべきか‥‥。

 そこで考えた。いつもだったらバイクで出動となりそうだが、今回は「焚き火」を楽しむことにした。いわゆるデイキャン。我がホームタウンの無料オートキャンプ場で、焚き火をし、それで湯を沸かし、いつもの昼食をとり、その後は車中泊仕様の愛車の中で、リクライニングベットをセットし、そこに寝転んでタブレットにダウンロードした映画を観るというのが今回の計画となる。想像しただけでワクワクしてしまう。

 準備を整えいざ出発。目的地はまでは、途中食材などの購入のためにスーパーに寄ったりしたが1時間足らずで到着した。

 が、しかし‥‥。キャンプ場入り口に赤い大きな文字で「現在閉鎖中」の看板があるではないか。その横に「現在渇水のため一時閉鎖をしています」と書かれてある。ただキャンプ場内には入ることができてはいる。しかも閉鎖の理由は渇水のためである。必要な水は持参しており、「場を借りるだけなら少しの間だけでも使わしてもらってもいいのではないか」という悪魔の囁きが聞こえてきたが、「いや、それはダメでしょ!!」という神様の声の方が大きく、ここの利用は断念した。

 しかし、焚き火はしたい。キャンプ場の近くには川が流れており広くはないが河原もある。キャンプ場を出で、少し走った場所に駐車場があり、そこに車を停め、道路下の河原まで降りる。風もない。安全確保もでき、人に迷惑をかけることなく焚き火を楽しめそうな場所が見つかった。

 早速焚き火台をセットする。自然へのダメージは与えてはいけない。当初予定していたソファーベットに寝っ転がるスタイルはできなくなったが、チェアーをセットし快適に時間を過ごす体制は確保した。焚き火台に大小の薪を入れ、着火。炎も安定してきたので、湯を沸かすことにする。時間もお昼を過ぎており、早速昼食の準備をする。食べるものはいつものカップ麺。ただ今回はおにぎりではなく「いなり&巻き寿司セット弁当」を購入した。

 お腹も満たされ、この後は焚き火をゆったりと楽しんだ。特別なことはしない。薪をくべつつ揺らぐ炎を眺めるだけ。ただそれだけでも楽しく心が落ち着く。本も持ってきてはいたが手に取ることはなかった。

 実は、つい最近、新しく焚き火台をポチッてしまった。焚き火マニアは、これに利用する焚き火台が増殖してしまうという悪性ウイルスに感染してしまう傾向が強いと断言できる。ここしばらくこの悪性ウイルスも影を潜めていたのであるが‥‥。現在愛用している焚き火台は2つ。大きく炎を楽しみたい時用と今回持参したコンパクト焚き火台、その他には百均のスチールトレイで自作した焚き火台もある。今回購入したのは、軽量(約500g)ながら大きな炎も楽しめる優れもの焚き火台なのである。同じ形状で、大定番のピコグリルという焚き火台があるが、あまりにも価格が高く、さすがにこれは購入できず、ピコグリルもどきのものにした。近々届くことになっている。今回に続いてまたまた焚き火を楽しみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

『地球の歩き方 歴史時代シリーズ「戦国」』

 我が街の市立図書館には度々出かける。ここにある一人用のデスクは、私にとっての三番目の書斎である。Wi-Fiも入り、静かで人目も気にならず作業に集中することができる。ただコンセントがないのは唯一のマイナスポイント。デスクワークに疲れれば、或いは集中できなくなれば書棚の間を散策をする。ピピっと感じる本との出会いは、街中の書店と図書館では異なる。書店に並ぶ本は、新しいものや売れ筋のものが多いし、ジャンルもよほどの大型店でなければ全方位とは言い難い。図書館は、これとは逆の品揃えといったところだろうか。

 さて、図書館の新刊本が並ぶ棚に、『地球の歩き方 歴史時代シリーズ「戦国」』という本が並んでいた。

 歴史好きを自称する者の多くは、「幕末」と「戦国」の文字には心踊らされてしまうことと思う。この『地球の歩き方』という本、パッとイメージするのは国ごとに分かれた「旅ガイドブック」だとおもうが、この歴史時代シリーズ以外にも、「旅の図鑑シリーズ」などもあり、さまざまな視点から旅の面白さを伝えてくれている。

 この『地球の歩き方 歴史時代シリーズ「戦国」』の表紙をめくったところに、「時を超え、物語を紡ぐ旅へ。本シリーズは歴史心をくすぐる旅の案内書です。ページをめくれば、旅の舞台となる時代の息吹が、史実とエピソードとともに語りかけます。歴史はいつだって波乱万象。過去のドラマを知り、今なお残る時代の証に触れてみませんか。本書のカバーを裏返せばタイムスリップしてもガイドブックだと悟られることもなく、現地を存分に楽しめます。そんな遊び心とともに、歴史への旅路へいざ!」と書かれてある。旅心がそそられてしまう。最初のページには、「雲海展望台」から望む、秋の備中松山城の写真が。雲海と紅葉に染まる木々の間から松山城がのぞく。うっとりしつつ眺め、そして行ってみたいとつい思ってしまう。歴史本かと思いつつ目次を見ると、やはりそこは旅ガイドブックである。歴史旅を充実したものにするための蘊蓄(うんちく)が、先ずは書かれてある。

 先ずは、「戦国時代」の定義から。この本では、この「戦国時代」を、早くて1455年、遅くて1493年からとしている。歴史の授業では、「応仁・文明の乱」からと習ったと記憶しているが、近年の研究では始まりの時期がそれよりも前になっているようである。この頃の日本の人口は約1600万人。首都は山城国(現代の京都)。政体は、実質的な支配者である戦国大名たちの群雄割拠の時代。宗教は、仏教、神道キリスト教修験道など。言語は、武者言葉、古語、方言など。面積が37万㎢となっており、現代の38万㎢との違いは、北海道が含まれていないのだろうと思う。

 更にページを進めると、「飲料水」について書かれてあり、「戦国時代では河原に遺体が捨てられていることもあり得るため、川の水を無闇に飲まないほうがいい」とあり、「敵対勢力に奪われたばかりの土地では毒を仕込まれている可能性があるため、安易な引用は避けたい」とも。「なるほどねぇ」と呟いたくなる。

 この他にも、戦国大名勢力変遷図が載っており、1561年、1582年、1600年、そして「戦国時代の終わり」としている大坂夏の陣の1615年の4つの時点の勢力図が載せてあり、勢力争いの変遷を興味深く見ることができる。

 本書の大半は、都道府県別ごとに、現存する「城」と、既になくなっている「城跡」と称されるものも合わせて網羅されている。こんなにたくさんのお城が日本にはあったのだと素直に驚いてしまった。また、歴史エピソードやその戦国旅周遊プランも載せてあり、結構分厚い本となっているが、飽きることなく読み進めることができた。気になるお城や史跡は、愛用のほぼ日手帳に書き写した。いつかは訪ねてみたいものだと思う。

 実は‥‥、今日はこの本を読むために図書館に来たのではなかったのである。3月に予定しているタイバンコク旅のプランを練るためとお勉強のための来館。これらには全く手をつけることができなかった(汗)

 しかし、まぁ、いい本との巡り合いでちょっとワクワクしながら時間を過ごすことができた。来春の大河ドラマは、「豊臣兄弟」である。「西郷どん」以降、大河ドラマの全編をしっかり見たという記憶がない。今回のドラマは、まさしく「戦国時代」である。興味を大きくそそられてしまう。