2日目もかなり移動することになりそうである。
朝の身支度を急ぎ済ませ出発をする。今朝の朝食は、昨夜のうちに購入していたパンとプロテイン。普段はプロテインのみだが、その日の旅の始まりがそれだけというのもちょっと寂しく、活動すればお腹も減るだろうからパンも食べることにした。食事を済ませ、いよいよ出発。
しばらく走り、大切なことを忘れていることに気づいた。当初の予定では、下関の唐戸市場に寄り、大好きな寿司を堪能することにしていた。到着が遅くなった場合は、翌日の朝寄ることにしていた。ここは午前5時からの営業。水揚げ直後の魚を食すのもいい。ところがここに寄ることを完全に忘れてしまっていた。今後の行程を考えれば戻る時間もないので、このまま先に進むことにした。唐戸市場には復路で寄ることにして落ち込む気持ちを切り替える。
さて、先ずは、山口県岩国市にある『錦帯橋』を目指すことにする。日本の三名橋の一つ。

ガイドブックでよくその姿を見る。まだ行ったことはない。この橋が作られたのは1673年という。しかし完成直後に洪水で流失し、翌年改めて再建され、以後改良や補修など行いながら、今日までその姿を見せてくれている。現在の橋は2004年に劣化した木造部分を架け替え完成したとのこと。橋の長さは193m、幅約5mの堂々の構え。5連のアーチが連なり、その姿は美しい。


橋を渡り切った先には噴水と池が見事な吉香公園があり、その先の小高い山の上には岩国城が見える。奈良をイメージするような雰囲気を感じた。
ここの次は、厳島神社や広島市内のメジャーどころをパスし、その先にある呉の『大和ミュージアム』を目指すことにした。これも当初からの予定通り。ここは一度行ったことがあるがもう一度じっくり見てみたいと思っていた。ところがGoogleマップに行き先を入れ地図を出すと、「本日は営業していません」の表示が出てきた。調べてみたら、2月17日から3月末まで休館しているとのこと。事前に分かったことは幸いだが、こうなると「是非とも見たかったなぁ」との思いが強くなってしまう。
今日は、とにかく東に進むことを優先すると考えていたこともあり、この後は移動メインになる。「大阪往復車中泊旅」などと言っているが、なんだか「大阪往復車中泊移動」の方がよさそうな感じである。とにかく東方向に進む。明日は、最初に倉敷に寄り、美観地区や大原美術館にいく予定なので、できるだけ近くまで進んでおきたい。今日のゴールは、岡山県笹岡市にある『道の駅笹岡ベイファーム』に決定。錦帯橋からは162kmの距離になる。
移動の途中で食事とお風呂を済ませたい。Googleマップに経由地として「松屋」と「銭湯」を入力し、それぞれ場所を選びコースを決定した。今日の食事は「松屋」に決めている。松屋にはこれまで一度も行ったことがない気がする。昨日のすき家に続く第2弾。店内に入る。すき家にはフロアに手洗い場があったがここはない。トイレの中のみ。前日と同じく「牛丼(並)」「サラダ」、そして豚汁を頼もうとしたが、メニューに豚汁はなく類似品は「チゲ」。牛丼は、汁だくにしたからなのか、なんとなくご飯がびちょびちょな感じ。チゲは適度な辛みもあり美味しい。豚汁よりもお得感があった。そして、次はお風呂。昨日はジムのシャワーで済ませたので、今日は湯船に浸かりたく銭湯にする。選んだのは『お湯処美福』。駐車場に着いて車の数に驚いてしまった。すごい数の車が止まっている。もちろんほとんどが地元ナンバー。650円を払い中に入る。スーパー温泉とまではいかないが、いろいろな種類の湯船があり、湯も綺麗。心地よく湯に浸かり今日の運転疲れを癒した。
次は、いよいよ今日のゴールの『道の駅 笹岡ベイファーム』を目指す。Googleマップが頼りなのだが、何故か結構道に迷ってしまった。道中の風の強さも気になる。天気予報を見ると強風注意報が出されており、竜巻にも注意との文言もある。到着し、サンシェードをセットし、晩酌の準備をする。既にお腹もいっぱいになっているのでお酒を少々という感じ。ダウンロードした映画を楽しみながらチビチビやる。ところが夜が遅い時間になってきた頃、外が若干喧しくなる。音のうるさいバイクが数台集まってきている。嫌な予感もしたが、集会らしきものにはならず元の静けさを取り戻した。
いつのまにか眠っていたのだが、夜中の1時過ぎに目が覚めた。車がゆらゆら揺れている。風の音か凄まじく、車に叩きつける風に恐怖を感じてしまう。雨はない。強風が車を揺らし続ける。横転するかもしれないという恐怖心が襲う。道の駅の建物の中に避難しようとも考えたが、外に出る方が危険な気がして、ひたすら風が弱まるのを待った。近くに背の高い軽のキャンピングカーが停まっていたので、横転するならその車が先なはずで、その場合、レスキューやパトカーも来るはず。外にその気配はないので非常事態が発生していないと勝手に決めつけ気持ちを落ち着かせる。ずいぶん時間が過ぎたような気がする。トイレにも行きたくなってきている。風が若干弱まったように感じたのでトイレに走る。やはりその建物には避難してきたと思われる人が複数名いた。用をすまし車内に戻り、眠り直すことにした。
それにしてもすごい風だった。竜巻の襲来も考えたほど。とにかく何事もなかったのは幸いだった。最後に大きなオチのついた2日目であった。

















